手軽さにひかれてオールインワンジェルを試してみたら、顔からポロポロとカスが出てきてビックリした経験はありませんか?
垢のような感じもしますが、あわただしい朝のスキンケアにこんなことがあると、よけいに手間取ってしまいますよね。
スキンケア中だけでなく、化粧下地を塗った瞬間やファンデーションに入った途端に異変を感じることもあります。
そもそも、スキンケアは化粧ノリをアップするためにも必要なので、これではかえって逆効果。
そこで、モロモロの正体が何なのか、出ないように使う方法など徹底的に調べてみました。
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化粧品のモロモロってどうしてできるの?
オールインワンジェルを塗っているときに現れる垢のようなダマのことを、いつの間にかモロモロといわれるようになりました。
ピーリングジェルを使ったことのある人は、まるで自分の肌から出てきた古い角質のように感じた人も多いのではないでしょうか。
でも、商品によって出ないものもあるので、オールインワンジェルにピーリング効果があるはずありません。
そこで、成分的にチェックしてみました。
モロモロが出やすい成分
オールインワンジェルのモロモロは、配合されているジメコンやカルボマーに原因があるようです。
どちらも強い刺激になる成分ではありませんが、ジェルが乾燥しはじめるとダマになりやすい特徴があります。
ジメコンの役割
- 汗、水、皮脂にも崩れない強い皮膜をつくる
- 表面をサラッと保つ
- 凸凹をなめらかに整える
- 成分を均一に混ぜる
カルボマーの役割
- 液体にとろみをつける増粘剤
- 皮膜をつくり肌に定着させる
- 乳化の安定
どちらの成分も紫外線や水、皮脂などで変質することなく、長時間肌につけていても安全なので、ウォータープルーフ製品をはじめ、多くの化粧品に配合されるポピュラーな成分です。
しかし、オールインワンジェルの場合は、皮膜をつくるためモロモロになりやすい性質があるようでした。
モロモロの正体は、浸透しきらなかったオールインワンジェルが乾燥したことで、こすったときにダマ状になってしまいます。
ファンデーションや日焼け止め、化粧下地などにも配合される成分ですが、オールインワンジェルにかぎってこのような現象がおこるのは、使う量に違いがあるからではないでしょうか。
日焼け止めや化粧下地は、必要最低限の量しか使わないのに対して、オールインワンジェルは、その何倍もの量を1度につけていませんか?
日焼け止めや化粧下地などをたっぷり使うと、ベタベタになって浸透しないのは明らかですよね。
なので、浸透しきれず肌の上に残っているものをこすることによってカスとなって出てきます。
オールインワンジェルでモロモロが出ないように使う方法
ジメコンやカルボマーが配合されていないオールインワンジェルを選ぶのは現実的に難しいかもしれません。
しかし、オールインワンジェルによって差があるのは、これらの成分の配合量が少ないからでしょう。
成分表をチェックして上位に成分名のないものを選べば快適に使えるはずです。
ただし、使い方によってはモロモロが出てしまうので、出ないように使う方法をご紹介します。
メイクスポンジで下地やファンデを塗る
私はロージーローザーの水を含ませて使うスポンジを使って叩きながら塗っていくとうまくオールインワンジェルとファンデが馴染んでくれました!
塗るというよりも、ポンポンと叩いて広げていくとどのような化粧品でもうまく塗れたのでおすすめです!
オールインワンジェルの1度の使用量を減らす
ついついたっぷりつけたくなりますが、規定量以上にぬらないようにしましょう。
とくに、スキンケア後すぐメイクをする人は、軽めの保湿にとどめてください。
その分、化粧下地やファンデーションを高保湿なものに切り替えるといいですよ。
オールインワンジェルを塗る際にこすり過ぎ
オールインワンジェルを使うさいに、マッサージやクルクルと馴染ませていくと摩擦熱によってジェルが乾燥しやすくなります。
浸透していくような感覚を与えますが、次第にモロモロがではじめ、肌に触るほどにダメージを与えてしまうので、手のひらで伸ばしたジェルを押さえるようにして浸透させてください。
オールインワンジェルのフタの閉め忘れ
オールインワンジェルのフタを開けっぱなし、ゆるゆるの状態などで保管していませんか?
また、面倒だからと内フタを捨ててしまうことも論外ですが、空気に触れるだけで品質が低下していくため、フタをしっかり閉めましょう。
ジェルが乾燥すると、よけいにモロモロが発生しやすくなります。
オールインワンジェルと他の化粧品との相性
モロモロの出やすい成分は、化粧下地やファンデーションにも配合されているため、オールインワンジェルをぬってから時間をおかずにメイクをすると、反応して過剰に出てしまうことがあります。
なので、オールインワンジェルをしっかり浸透させてからメイクをするか、メイク前にティッシュオフするようにしましょう。
オールインワンジェルに化粧下地効果のある場合は、この工程をはぶいてファンデーションからスタートするといいですよ。
また、リキッドファンデーションよりもパウダリーをブラシでつけると、モロモロが出にくくなります。
洗顔やクレンジング不足
ジメコンやカルボマーは、皮膜をつくる効果があり、浸透してダメージを与える成分ではないので、過剰に心配する必要はありません。
また、強引に落とさなくても、時間と共に垢と一緒にはがれ落ちていきますが、ジメコンは水や油に強いので、サッと洗い流しただけではスッキリ落ちません。
ターンオーバーが乱れていると、いつまでも肌にとどまっている状態なので、モロモロが次から次に出てくる可能性も否定できません。
定期的にディープクレンジングしてお肌をリセットすることも必要です。